T27とB110
特殊なシステムで開発され、音響システムの基礎になったT27やB110の紹介など。
戦後の音響業界で有名な企業は?
第二次世界大戦後の世界における音響業界で台頭していたBBC社。
そのBBC社の設計や開発を行っていた部門が独立して立ち上げられた企業がKEF社でした。
KEF社は1961年に誕生してからつぎつぎと音響スピーカーのシステム開発を行い、
音響スピーカーには欠かせない低音や中音などを臨場感溢れる音響としてスピーカーから私達に
伝えてくれるシステムを完成させた企業としても知られています。
音響業界に勤める方の中でKEF社を知らない方はほとんどいないのでは、というぐらいに世界中に有名な企業なのだそうです。
そんなKEF社は1961年に誕生して以来、低音と高音、そして中音の 調整やノイズコントロールなど幅広い方向で改善改良が進められてきましたが、 そんな中1967年に発表された製品がT27とB110でした。
人気の秘密とは?
T27はKEF社が開発したメリネックス・ダイヤフラムと言うシステムを用いて開発された
19ミリの半球ドーム形をしたツイータとして、一世を風靡した事は言うまでもありません。
また、1967年のT2発売と同じ年に発表されたB110は、前代未聞のベックストレン・コーンを使用して低音と中音に
対応する事ができる110ミリの音響システムとして、人気を集めました。
現代でも受け継がれている?
T27もB110も、発売された後にも改良に改良が重ねられ、
その2年後に新たに発売された3ウェイのコンチェルト・システムにはT27および
B110の技術がしっかりと反映されていたのだそうです。
現在の音響システムの基本にもなったT27とB110は、1970年代に入ってからは生産中止となってしまいましたが、
T27とB110の持つ音響技術は現在の音響システムにも確実に反映されていて、
現在の音響システムの基本となっていることは間違いないようです。
音響業界ではゴッドファーザー
音響業界では泣く子も黙るといわれるほどの開発力を持つKEF社。
音響業界に長年勤めている方なら、T27やB110と聞くと「懐かしいな~」と昔を懐かしむ笑顔になってしまうそうですよ。